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大船渡の先輩 - 2011.05.24 Tue

大船渡で開業している大学のクラブの先輩から届いた写真を公開します。
先輩のクリニックは奇跡的に残ったとのことですが、中は散々、周りも瓦礫で収拾がつかない状態のようです。

   大船渡3
この転倒している車は何処から流れて来たか分からない他人のものだそうです。

メールも紹介します。
『被害状況は一階背丈程度の浸水です。波と漂流物で一部損壊ですが建物は残っています。洗濯機で掻き混ぜた様な状態で、医療機器は全て廃棄処分です。思わず笑っちゃう感じです。CT、一般撮影、CR、伝送システム、内視鏡、エコー、端末8台の電子カルテ、スーパーライザー、ウォーターベッド、ハートレーター、スリムビジョン等被害甚大です。沿岸の業者は壊滅したので、内陸から業者を依頼して、泥の掻き出し、建物の補修、カルテデータのバックアップ、ゴミの廃棄を終えました。後は通電してシステム確認出来れば、再開可能と云うところまで来ました。』

   大船渡2

遠くに津波に打ち勝った先輩のクリニック(白い建物)が見えます。
クリニックが何とかなっても、見渡す限りの瓦礫の山、患者さんもこれでは来院困難なのでは、、、

それでもめげずに前を向いて頑張る先輩に敬意を表します。

   大船渡4

われわれが普段当たり前にしていること全てが本当はとても幸せであることなんだと認識させられました。

これから常にもっと感謝の気持ちをもって生きて行きたいと思います。
今まで忘れかけていた、「普通に生活できることの幸せ」を感じながら。

   大船渡1

人々の意識が原発事故による放射性物質の影響に向いてきており、自分の住んでいるところは大丈夫か?自分の食べる食物は大丈夫か?など自分中心の考えに変わり始めています、仕方のないことですが。
でも、被災者やその復興に自らを犠牲にして尽力している人たちがいることを、人として決して忘れないようにしなければなりません。

以下に、震災後から自衛隊の友人から届いていたメールを紹介します。
(少し時間が経ってしまいましたが、よかったら御一読ください。 Read Moreより↓)


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『よく見たら明日(今日)から週末らしいのだけど、曜日の感覚が全くなくなりました。
発災から何日連続勤務なんだろう…。

マスコミは原発関連が多いですが、こちらの方では、まだまだ先が見えません。
遺体捜索でも、自衛隊側だけで毎日300体以上を見つけています。
あわせて、個人の思いが少しでも残るもの、アルバムやノート、手帳など、をみつけると、必ず回収もしています。

そう言えば、テレビで映る廃墟のような風景、なのに必ず一本のきれいな道があり、その道路上でキャスターがマイクを握っている。ちょっと不思議に感じませんか。

本当の現地には、道もなければ道らしきものもなく、一面の廃墟なんです。
捜索が終わるまでは危険地域として立ち入りが禁止されてます。

そこにまず自衛隊が入り、道になりそうなところを、少しずつ捜索しながら進んでいきます。途中、ご遺体などの回収が終わると、重機材が入って道を作っていきます。そのあと拡幅しつつ、ある程度捜索が終わると、規制が解除されマスコミとかが入り現地映像付きのニュースとなります。

その頃、自衛隊は次の地域へ…

こちらではまだまだ万を越える行方不明者(捜索)、20万の避難者(給食、給水、入浴、輸送などの民生支援)、道路啓開、瓦礫撤去…、などやることはほんの少しも減ってません。

ところで、慰問品を送りたいとのメッセージをいただきました。

本当にありがとうございます。

されど、いまの私たちにはもったいないほどのお気持ちの話がありますが、全てご遠慮させてもらってます。

被災者全てにまだまだ物資が至らない段階では、いただけないのです。
全国、どこの部隊でも個人でも同じです。お気持ちだけ大事にいただきます。

実際、我々が災害派遣で活動する際は、避難所で避難者の皆さんが全員暖かい食事を食べるまでは、作ったり配食はしても、自分たちは食べないのです。
缶詰です。

避難者に行き渡らないのに、自衛官が食べることはないのです。

野外入浴所で勤務する隊員は、皆さんが入浴しても例え残り湯でも自分たちは入りません。
避難者全員が入れるまで、入れるわけがないのです。

これらは、先ほどと同様、全国、どこの部隊でも個人でも同じです。

皆様からのお気持ちだけで、十分にまだまだ戦い続けられます。

ありがとうございます。』



『仙台の桜もつぼみになり、もうすぐ咲くのかなと見ています。

ところで、現地での捜索活動はまたまだ先が見えず、ご遺体捜索のほか、アルバムや通帳など、少しでも必要なもの思いが残るものも集めています。

また、各避難所を自衛隊の音楽隊が慰問演奏に回ってます。
この他に、給水支援、給食支援、入浴支援、洗濯支援、慰問品等輸送支援、地域住民の輸送支援、在宅避難者個別訪問安否確認、救護所開設、巡回診療、家屋解体、瓦礫撤去、道路啓開、水路シュンセツ…

まだまだ任務は拡大中

国、自治体、住民からもう十分ですと言われるまで、続けます。』



4月1日(金)

『今日で3週間、まだ一度も休んでいませんが、まだまだ大丈夫な〇〇です。

自衛隊は、本日から3日間、上空から陸海空ヘリコプター100機体勢をとり、地上と連携した沿岸部行方不明者の大捜索を実施します。
一部報道にもありましたが…

この背景は、通常、7~10日、次は20日前後で海等に流され沈んだご遺体があらわれる時期なためです。
気が重い作戦ですが、我々しかできないことなのでがんばるしかありません。

ところで、私ら防衛大を出たものが、学生時代に繰り返し教育を受けたことの一つを紹介します。
自衛隊幹部なら誰でも心に刻んで勤務しています。

それは故吉田茂首相の防大卒業式での訓示です。
「君たちは在職中、決して国民から感謝されたり、歓迎されたりすることなく自衛隊を終わるかもしれない。非難や叱咤ばかりの一生かもしれない。しかし、自衛隊が歓迎されちやほやされる事態とは、外国から攻撃を受け存亡のときとか、災害派遣の時とか、国民が困窮し、国家が混乱に直面しているときだけである。言い換えれば、君たちが日陰者である時の方が、国民や日本は幸せなのだ。どうか耐えてもらいたい。」
我々に対するエールは非常に嬉しいのだけど、それは国民の不幸との裏返し、ほっと気づくと考えてしまいます。』


4月10日

『発災から約1ヵ月、そんな節目として、明日は首相を迎えて過去最大の大捜索を実施します。

なかなかはかどらない行方不明者捜索…、少しでも進展が図られればいいのだけど…。

今回、自衛隊は10万人を投入、実はその数字は、政治的な方針(政府として可能な最大兵力を投入)で決まってます。
交代なしでつぎ込める最大隊力です。

軍事的な面で考えれば、地域の広さや兵站の可能度、予想される派遣期間(長期)、これらに基づき、やるべき任務を分析するのが当たり前。そうすれば、交代ローテーションをとることが大事となる。

すなわち、本当は人命救助期は10万でも、その後は6万くらいにして、2週間交代とし、活動間は休みなく働かせるとかにすべきなんだ。

成果はその方が、確実に上がるはず。

いまは、そのような交代を考慮せず(部隊運用を知らない人が)、政治的なパフォーマンスで10万のままって…

正直、隊員は連続1ヵ月、疲れて擦りきれ始めた10万。気力と責任感を支えにひたすら頑張る集団…。

私正面では、実際、10万集めたために、糧食を集めるだけでも民需を圧迫しており、大きな問題となってきてます。

この他、些細なことだけど、例えば捜索用のゴム長靴やゴム長手袋などは、全国のどのホームセンターにいってもないはず。

この他、全国の自衛隊駐屯地にある会計隊を活用し、あらゆるものを買い漁ってます。

ちょっと愚痴りになって許して下さい。

でもまだまだ頑張ります。』



『最近、ニュースが少なくなり、その分ACのCMばかり目立ちますね。

今日の作戦会議で、行方不明者捜索でできる部分(地表部分)の目処が見え始めたのではないかと。

次は、水没地域(町によっては半分以上が背のたたないくらいの水没地域)に入らなければならず、いかに水抜きするかが焦点。

海自の水中処分隊(ダイバー)を出しても濁っていて困難とであるため、やっぱり気長に広大な地域をポンプで抜かざるを得ないとか…。

最近、避難者が町に戻り、自衛官を見つけては、父はここにいるはずだから、子供が絶対にこの中だから、家内はこの辺にいるはずと泣きながら声をかけてきます。
できるだけ、納得いただけるよう頑張るのですが………

ところで、被災地で自衛隊の迷彩服を見ると、市民のみなさんから頑張って下さいと暖かく言われると、みな疲れが全てとれるって言ってます。それはそれは嬉しい限りです。

されど、やっぱりまだまだ、任務達成は見えません。』

以上、御報告いたします!



『さっき、ニュースZEROで自衛隊の活動の一端が紹介されてました。
見た方々、ありがとうございました。

その反面、マスコミの露出が少ないとの指摘を最近言われます。

例えば、遺体捜索で言えば…

まずは、警察や消防が入れない危険な地域が割り当てられるのが多いこと。すなわち、マスコミが同行できないような地域が多い。逆に言えば、マスコミが同行できる地域で活動する機関の露出が多いのです。

2つ目は報道協定があり、死体などの悲惨な光景が画像で流せないこと。すなわち、最も悲惨な場所で働く自衛官の場面は映しにくいのです。

因みに、福島原発対応では、消防が消火場所まで前進するために、現在は戦車が派遣されています。戦車で道を作り(障害物を排除)、安全に消防車が前進。このことはあまり出ません。
出すと、国民に危険性をあおる可能性があるからです。彼らははるかに危険な任務にあたってます。

その間、避難地域を化学防護衣をきた隊員たちが、残留住民の捜索にあたってます。これは地道な作業なため、露出しにくいのです。
しかし、その地域内で捜索にあたるのは、やはり危険性の高い任務で、みな誇りを持ってやってます。

では引き続き任務続行。』
以上、御報告いたします!



写真も届けられていますので、ご紹介します。

   自衛隊1
   自衛隊2
『海水温数度のなか、ご遺体を捜索している隊員たちです。誰も、一言も寒いとか冷たいとか 言いません。』

   自衛隊5
『それと、福島原発避難地域で、残留者を探す隊員です。』

   自衛隊3
『看護官による衛生救護。』

   自衛隊4
『雪のなか救援物資を運ぶ』

   自衛隊6
『皆さんに喜ばれる給水支援。』

   自衛隊7
『野外炊事車による炊き出し支援です。』

皆さんに支えられてまたまだがんばります!


--------------------------------------------

以上は数回に及ぶメールをそのまま並べたものです。そしてそれらのメールはすべて深夜2時、3時に受信しています。メールができる時間が深夜と言うことでも、現場の過酷さがうかがえます。
彼らは日本の陰の英雄です。彼らの活躍の上に、現在のわれわれの生活が成り立っていることを忘れてはなりません。
彼らの健康と被災地の復興を心の底から願っています。



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● COMMENT ●

読んでいて涙が出てきました。 自分の友達にも自衛隊員がいますが、何をしているかをほとんど知りませんでした。
そんなに素晴らしい事をしている漢達が日本にいて、被災地に力を貸しているんですね!
自分も気合いを入れ直さなければいけない。と、改めて思い知らされました。


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